面板の孔がストーマに対して大きすぎると、ストーマ周囲の皮膚が排泄物に触れることで、皮膚トラブル症を引き起こしてしまう場合があります。逆に、小さすぎると、ストーマがこすれたり、便が面板の下へもぐりこんでしまったりすることがあります。ストーマサイズをきちんと計測し、ストーマよりやや大きめ（2~3mm程度）の孔サイズになるようにカットする、隙間を皮膚保護剤で保護しましょう。

面板の孔サイズとストーマのサイズが合っていなかったために、漏れが生じ、排泄物で皮膚トラブルにつながることがあります。ただれが発生した箇所に粉状皮膚保護剤をふりかけ、面板の密着をよくし、皮膚への排泄物の付着を防ぎましょう。また、用手成形皮膚保護剤などで、排泄物が付着しやすい箇所を保護してあげましょう。

面板をはがすときの剥離刺激が皮膚トラブルにつながることがあります。面板をはがす際には、はくり剤を使用して、肌にやさしくはがしましょう。また、皮膚トラブルを起こす前に、皮膚被膜剤を使用するなどもよいでしょう。また、皮膚・排泄ケア認定看護師に相談し、面板の皮膚保護剤の種類を見直すことも考えられます。

面板外縁部にシールを貼付する、またテープ付装具を使用してみるとよいでしょう。

面板の肌への密着が不十分なのかも知れません。ベルトの着用をしてみる、追従性のよい装具を使用するなどを検討してもよいでしょう。

腹巻やベルトの着用、または、追従性のよい装具を使用することを検討してみてもよいでしょう。

尿路のストーマの方は、レッグバックなどを併用するとよいでしょう。

消化器のストーマで水様便の方は、キャップ式の袋に排液バックを接続する、尿路のストーマの方は、採尿バックを接続するとよいでしょう。

入浴の際に、はがれなどが不安な場合は、面板外周部にシールを貼付するなどするとよいでしょう。また温泉など。公衆の浴場を利用する際に、人目が気になる場合などは、袋を空にし、小さく折りたたみ、入浴用シートで覆い隠す、消化器系ストーマの方は小さいストーマ装具を使用するなどしてもよいでしょう。

（消化器系のストーマの方には）消臭潤滑剤の使用をお勧めします。また消臭潤滑剤は、便の排出のたびに、袋へつぎ足すようにしてください。

排泄物の臭いを中和する消臭液の使用や、空間消臭剤の使用をお勧めします。